しまのしぜんまもるマルシェ開催

 12月20日午前11時から石垣市名蔵の名蔵公民館で「しまのしぜんまもるマルシェ」(マルシェは市場の意味)が開催された。

 これは、石西礁湖サンゴ礁基金とコラコラ(コーラルとコラボレーションから命名のコラコラで、サンゴを守るために石垣でつくったローカル認証の団体)の共催で開催されたもの。

 2020年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けての開催で、石西礁湖サンゴ礁基金とコラコラの呼びかけで集まった島の環境保全に関心あるグループが出店しマルシェを形成。

 物販エリア、フードエリアの2つ場所で出店され、多くの環境問題を意識した店が集結。

 このほか葉っぱワークショップ、大★ぶつぶつ市、マッサージコーナーやマーニやヤシの葉でのおもちゃづくりコーナーなど、家族で楽しめる場所を提供。

 また公民館内では、マイクロプラスティックを学習するワークショップ、サンゴの塗り絵コーナー、家庭の生ごみを堆肥にする容器の紹介コーナーおよびワークショップなど、多彩なイベントで屋内も賑わっていた。

 会場は400人以上の環境に関心ある来場者があり、1・2時間で多くの品物が売り切れるなどの大盛況となり、主催者も驚く来場者数となっていた。

 この日は、コロナ禍のためマスク着用で入場者には体温を測定し、連絡先を控えるなどして、万が一に備えての開催となっていたにもかかわらず、ひっきりなしに続々会場に人が訪れ、市民の関心の高さがうかがえた。

 合成洗剤を使わない店が集まるなどして、フードコーナーが構成され、特にBARAQUEバインミーのベトナムのサンドイッチは大盛況。松を原料につくる環境にやさしい洗剤を販売するuKa(エコ雑貨、衣料品の店)は、海を守ることにつながる洗剤でもあり、しかもしつこい汚れにも対応する製品でもあり、注目を集めていた。 

 実際、一部のホテルでも関心があるようで、18リットル入りの大きな容器入りを多数買っていく人も見受けられていた。

 また、紫芋だけでなく、紫山芋も販売するパイナップルクラブは、多く人が白ではなく赤いとろとろの山芋食材の存在に大いに驚いて、関心をします人が集まっていた。

 このほか、今はコロナで休止中の名蔵の軽トラ市のメンバーも出店して、有機栽培の野菜を販売。その安さに来場者は驚いたりなどしていた。そこでは無農薬野菜についての情報もやりとりしつつ、つくり手も買い手も互いに納得のいく買い物をしていた。

 昼からは、ライブも行われるなどして、にぎやかにマルシェは進行。

  主催者の代表のひとり、石西礁湖サンゴ礁基金の鷲尾さんは、「石西礁湖サンゴ礁基金では、サンゴ認証の取り組みの最中で、目下、登録制度にして、多くの人が関われるものを考慮中。」と述べ、すでにコラコラが進めるサンゴ認証を評価しながら、ともにサンゴを守る取り組みをしていくと述べていた。

 (流杉一行)
 
 この日の参加店舗は以下
●BARAQUE バインミー
●uka エコ雑貨、衣料
●さんだ農園 お米の量り売り、草木染め靴下
●つるかめ加工所 モズクてんぷら
●パイナップルクラブ 紫山芋、紅焼き芋
●ひならん×おうちカフェオハナ ひならん、お惣菜
●花谷農園+百姓部 自然農野菜販売
●名蔵軽トラ市 無農薬野菜販売
●山内ツル子の店 チャイ
●giving tree home 自家製酵母パン、サンドイッチ、お菓子、ドリンク
●だはず農園 自然農ショウガ、紅型ワークショップ
●Timbre べんがら染め雑貨
●さんごに優しい日焼け止め 日焼け止め
●島のおくりものMAKANA オーガニック石鹸
●Garden Retreat ishigaki チャリティハンドマッサージ
●大里売店 葉っぱで作るマイバッグとかごのワークショップ
●トウメ農園 葉っぱで作るおもちゃのワークショップ
●MMO石垣島 給水どころ、マイクロプラスチックワークショップ
●わくわくサンゴ ワークショップ
●大★ぶつぶつ市 お金のいらないフリマ
●トランジションタウン石垣島 マイバッグ販売、キエーロ展示
●コラコラ Tシャツ他グッズ販売

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