市中感染に注意喚起 8人に陽性で病院クラスターは28人に増加 検体採取も103人に

 10月19日午後4時から八重山合同庁舎2階大会堂で第45回八重山地域新型コロナウィルス感染症対策本部会議が開催された。

 会議後に、記者団へ宜野座葵八重山事務所長と国吉秀樹八重山保健所長から会議の内容説明が行われ、昨日発表後に3人の陽性が確認され、本日19日の確認は5人で、計8人の陽性が発表された。

 その内の一人がかりゆし病院職員で、7人がかりゆし病院の患者およびかりゆし病院に隣接する高齢者医療施設のセイシカの入所者となる。

 患者および入所者7人の内訳は、60代男性一人、70代男性一人、80代男性一人、90代男性二人、80代女性一人、90代女性一人。職員は40代女性一人。

 19日に確認された5人は、10月17日に行政検査された検体43件の検査結果、陰性38人、陽性5人のもので、次に回されている18日の行政検査の検体76件が明日結果が出て来るものと思われる。

 なお、19日には行政検査で取られた検体は103件で、セイシカ施設の入所者及びかりゆし病院患者、職員で後日発表予定。

 病院クラスターはかりゆし病院と隣接する高齢者医療施設セイシカに限定されているが、今後増える可能性が危惧されている。

 この日、国吉八重山保健所長は「感染源が不明のままであることから、市中感染が疑われると」一般市民への注意喚起を促した。

(流杉一行)

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