八重山陸上競技群民大会円盤投げで八重山新記録 <2018>

 9月1日、2日の2両日開催された八重山陸上競技群民大会で白保の米盛博文さん(50)が円盤投げ50代の部で大会新記録と八重山新記録となる34m68を投げ切った。

 これまで、37歳から陸上競技の投擲競技をはじめた米盛さん。40代で花開き、一般でも記録保持者で、昨年県大会でも大会新の大活躍。

 この日、3男の米盛英博さんも円盤投げ一般男子で34m86をマーク。親子で円盤投げを制している。

40代から50代へ実力者が年を経て年代別の記録保持者になるのは、自然なように思えるが、若い年代と違い、練習を重ねるだけでは故障の原因にもなってきやすい。

練習量を、故障しない程度に抑えながら体力の保持に努める、体力との相談をしながら練習になる模様。加齢に伴う配慮を怠らず、50代に入ってもなお記録保持者となる米盛さん。

 英博さんは東京農業大学の3年生で卒業後は島に戻って農業をしながら陸上競技を続けると、博文さんの前で宣言して、父米盛博文さんはうれしそうに笑っていた。

 大会は、投擲競技中の午後2時57分頃に土砂ぶりの降雨に見舞われて、競技の進行を一時ストップし、3時20分頃に再開。約30分足らずの間、停滞したものの競技は無事終了。

 第一日目から男子400mH、女子200m、一般男子200m、一般男子110mH、一般女子100mH、一般女子3000m、一般男子1万mと、円盤、ハンマー、などの7つの競技が実施されている。

 第二日目は一般男子100m、一般女子100m、30代男子100m、30代女子100m、40代男子100m、40代女子100m、50代男子100m、60代男子100mと、競技が続き、1500mや5000mなど24競技が実施された。二日目後半には、小学生のリレーのほか一般の男女の100mリレーや、も用意され、見ごたえある陸上競技となっていた。

 最後の演目は、男子一般400m×4人のリレーで、登野城チームに凱歌が上がっていた。

(流杉一行)

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