7月26日午後7時から石垣市役所2階会議室で、石垣市地域包括支援センターによる平成30年度第一回石垣市在宅医療・介護連携推進事業 多職種研修会が開かれた。
会場には、介護福祉、病院、老人施設、歯科医などの多彩な職種の医療介護関係者80人が集合して、認知症サポーター養成講座となる研修を受講した。
この日の講師は、厚労省が認定する認知症介護指導者で、有限会社福祉ネットワーク・やえやまの代表取締役の當山房子さんで、「チームで支える・地域で支える~認知症の人の気持ちを大切に~」を議題に講義がおこなわれた。
平成26年の厚生労働省の資料から65歳以上の高齢者の内、440万人が介護保険を利用する認知症高齢者および介護認定は受けていないが、自立度において支障がある高齢者となる。
そしてその予備軍が380万人ほどおり、何もしなければそこから毎年38万人が認知症になっていくと述べ、深刻さを紹介していた。
認知症のケアの歴史を紹介するなど、その治療の姿勢の変化を説明。
認知症ケアの基本を、認知症の人の心理に重点を置き、認知症の人が何を思い、何を求め、何を期待しているかを知ることが大事とした、考えの大切さを述べるなどしていた。
(流杉一行)