6月25日午前10時から八重山農林高校ライフスキル科圃場で「親子で夏野菜収穫体験」が実施され、8家族が参加して、楽しいひと時を過ごしていた。
これは同校ライフスキル科が3年前から実施しているもので、同科では課題研究として「子育て支援活動~野菜を活用した食育活動」なるテーマで研究活動を実施。
今回は3年生の石堂歩未さんと加屋本珠梨さんの2人が企画して取り組んでいる。
家庭保育を実施する親子が利用する子育て支援施設「コッコーマ」に通う親子に呼びかけ、この日、ナス、ピーマン、オクラ、キューリ、スイカを親子で収穫。炎天下にもかかわらず、汗びっしょりになって、収穫を楽しんでいた。
農業が食糧生産だけでなく、夏野菜の収穫体験を親子で楽しんでもらうことで気分転換にも役立ち、育児に専念する母親を支援する役割にも貢献。
また幼児の野菜の嫌いにもよい効果があると、評価する声もあるとのこと。
この日、呉屋友梨君(2)と参加した母親の呉屋早百合さん(40)は、「収穫することで野菜に関心を持ってくればと参加しました」と、野菜好きになってほしいという親心で加わったとのこと。母親にとって、子どもの食の好き嫌いは、心的負担になる模様。
企画した石堂さんは「こんな小さな子がハサミをつかって収穫できることに驚きました」と、こちらも意外な発見をしていた模様。
(流杉一行)