干ばつ対策を呼びかけ

 5月30日午後2時からJAおきなわ八重山地区本部2階会議室で干ばつ対策会議がおこなわれた。

 石垣島地方の梅雨入りが5月8日にあった以後、まとまった降雨がなく、目下農作物の干ばつ被害の拡大が懸念されていることから、石垣市干ばつ対策会議が開催された。

 5月に干ばつ対策会議が開催されることは、これまで例がなく、しかも、梅雨期間内での干ばつ対策は珍しい現象。

 この日、石垣市農林水産部農政経済課、沖縄県八重山農林水産振興センター、石垣市農業開発組合、県農業研究センター、県農業共済組合八重山支所農産園芸課、石垣島製糖、石垣島土地改良区事務局、石垣市農林水産部畜産課、石垣市農林水産部むらづくり課、石垣島地方気象台防災管理官、石垣市さとうきび生産組合、JAおきなわ八重山地区営農振興センターから多数の参加者が集まり、委員を構成して、会議が行われた。

 議題は、干ばつ被害軽減のための対策について、および干ばつ被害のとりまとめなど、天久石垣市農政経済課長の進行でおこなわれた。

 気象台からは、梅雨前線が下りてくれば降雨が期待できることが報告された。

今はまだ深刻なロール現象はさとうきびには見られて居らず、早期にかんすいをすることで、雨が降らなかったとしても、深刻度が緩和できるとして、農家にはなるべくかん水をするように、広めていくことが確認された。

 ただ、一斉にかんすいをすれば、水圧が落ちてしまい、高い位置のスプリンクラーに水圧がこない現象が起こるとして、その調整をしておく必要が求められていた。

(流杉一行)

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