4月に入って、石垣島カラ岳の麓にテッポウユリの開花が見られ、うるずんの夏を象徴する青い空と青い海が見える美しい光景に、白い花びらが映えていた。
カラ岳の東側には、草原が広がるエリアがあり、気持ちの良い丘陵が見られて、向こうに見える海がまた絶景の様相。その光景が見られる一角にテッポウユリが開花。
昔からカラ岳中腹でも見られたテッポウユリだったが、今は草丈の伸び放題で、麓にしか見られない。純白で可憐なテッポウユリは、うるずんの風に揺れて、緑の中で映えて見えた。
時折、強い日差しが雲の切れ間から差し込むと、本格的な夏を思わせる風情を感じさせた。
(流杉一行)