4月6日、八重山漁協のセリ場に海の宝石、ホンマグロが水揚げされ、場内は歓声に包まれた。今期初の水揚げ日となったこの日、朝の午前8時に大喜丸が230キロを1頭。昼には第一あずさ丸が262キロを1頭、水揚げした。
第一あずさ丸の船長、比嘉隆さん(51)は「3日に出港して、4日の夜に獲れました。出港してポイントに到着した初日に獲れたのはよかった。今期はいけそうな気がしてきた。」と、手応えを語った。
揚がったホンマグロは、大切に梱包され、航空便経由で東京築地市場へ送られた。
昨年は、ホンマグロ漁は、263頭が揚がる豊漁だった。現在、ホンマグロが捕食するセーイカが八重山漁協に沢山揚がっており、八重山漁協の与那嶺課長は今期は豊漁が見込めそうだと、大いに期待を込めて話していた。
(流杉一行)