吉濱剛氏が子ども支援功労賞を受賞

 3月26日午後1時半から八重山教育事務所で、早稲田大学人間科学学術院から吉濱剛氏へ贈られた子ども支援功労賞の報告が、記者に向けて行われた。

 これは沖縄県が取り組む「家~なれ~」(家で習うこと:家庭学習)運動に、早稲田大学前橋明教授が取り組む「触れあい体操」を組み合わせて活動してきた吉濱氏の取り組みが高く評価され、3月3日早稲田大学所沢キャンパスでおこなわれた第14回すこやかキッズ支援全国セミナーで表彰されたもの。

 吉濱氏は10年ほど前から、携帯電話やゲームなどで幼児期の子ども達の発育に問題を感じ、家庭教育に関心を持ち取り組んできた。八重山教育事務所の家庭教育支援リーダーという肩書きで、親のまなびあいプログラムなど、地域で親子が参加するワークショップを多数開催してきた。

 そんな中で、早稲田大学前橋明教授が提唱する触れあい体操の効果を実感して、「家~なれ~運動」に取り入れ、なお一層多くの成果を出してきた。

 前橋氏から、触れあい体操をより広く地域に根ざす形で展開している取り組みを評価され、今回の受賞となった。

 幼児期の子どもと親との接触が子どもの脳や神経の成長に大切で、それができるよう発案されたのが前橋氏の触れあい体操。

 この評価は全国で関心ある人の間では高まっているが、普及が今ひとつ。

 吉濱氏は体操が気軽に出来るように、様々なツールを製作。屋内用の触れあい体操のシートだけでなく、屋外の公園でもできるように、コンパクトなシートを作成して、イベント開催時に無料で配布。

気軽に出来るよう配慮したツールが好評で、地域での触れあい体操の浸透に一役買っている。

 

 (流杉一行)

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