1月27日は午前11時から横浜fマリノスと海邦銀行(九州サッカーリーグ6位)との練習試合がおこなわれ、会場のサッカーパークあかんまには、200人を越す大勢のサッカーファンが集まった。
試合は、デフェンダーでキャプテンの中沢を軸にキーパーとDFとの連携から、ポゼッションを有利にすすめ、左サイドからの攻撃から、時に右に振るなど、多彩な攻め手が組み立てられ、FC琉球の時ほど中盤でのボールが奪取される頻度は少なく攻撃。海邦は自陣でのマリノスのプレッシャーに押し切られがち。前半を5-0でマリノスは海邦銀行を圧倒した。(バブンスキー1点、伊藤翔4点)
ただ、海邦もマリノスの隙を突いてビッグチャンスを得るシーンもあったが、得点に結びつかず、決定力の弱さを露呈していた。
後半は、FC琉球戦では出場のなかった扇原、山中や、ユースから入った18歳の堀が左サイドからの攻めを見せ、若い切れのある動きを披露していた。
後半は海邦銀行の攻め手を封じて、4得点したマリノスが圧倒。(堀1点、和田昌士1点、仲川2点)J1のリーグ5位、天皇杯準優勝の貫禄を見せていた。
ファンのひとりは、前半は外国人の補強で支えるレギュラーで戦い、後半は控え的な若手の連携で闘っていたのは、違うバリエーションが見られて面白かったと感想を漏らしていた。
この日、西表島から少年サッカーチームFCパパヤジュニアの選手とその父兄30人がマリノスの試合の観戦に来島。FCパパヤジュニアチームは、昨年結成され、結成時に当時横浜fマリノスのコーチからボール10個とビブス20枚を寄贈されたとのこと。
すでにコーチは浦和レッズに移籍しているが、縁あるチームでもあり大挙して観戦にきていたとのこと。
同チーム代表の宮崎匠さんは
「子ども達にプロのサッカー選手の試合を見せに来ました。テレビで見るのと違って、選手が掛け合う声が飛び交い、ボールのスピードや迫力も生で見られるので、子ども達にはよい刺激になります」
と、観戦を喜んでいた。
子ども達も期せず実施されたサイン会に大喜びで、ユニホームやボールなど、サインしてもらえそうなものを差し出して、選手らに声をかけていた。中には手に書いてももらう子もいて、子ども達は、大はしゃぎ。
このほか「ボールのスピードの速さは、見応えあります」と感激する人もいて、サッカーファンにはうれしい練習試合となった模様。
(流杉一行)