1月21日午前10時から横浜fマリノスがサッカーパークあかんまで石垣島キャンプインの初練習を実施。
ワールドカップ南アフリカ大会まで日本のDFとして大活躍した元日本代表の中沢佑二や、元日本代表のDF栗原勇蔵、ロンドン五輪で活躍した柏から移籍したばかりの大津裕樹、同じくロンドン五輪組の扇原貴宏、リオ五輪の手倉森ジャパンが石垣島キャンプをしたときに石垣入りしている松原健や、山中亮輔など参加。
大舞台を踏んだ選手を揃えるさすがのJ1横浜Fマリノスの選手層で、キャンプインを見にあつまった人も、「こんな顔ぶれが石垣島で見られるとは」と、大喜びで練習風景に見入っていた。
今回、元日本代表のドリブラー斎藤学が移籍して、マリノスの「10番」が不在のままで、気になるのは、今後、補強なのか今居る選手が獲るのか、気になるところ。
加えて新監督が元オーストラリア代表監督で、ワールドカップ予選で日本と対戦したアンジェ・ポステコグルー監督。
彼は、ブラジルワールドカップで単調なデフェンスからのロングボール戦法が効かないことから、豪州にポゼッションサッカーを浸透させようと取り組むも、アジア予選でポゼッションサッカーを徹底して窮地に陥り、大陸間プレーオフでワールドカップの切符を奪取して、豪州監督を降りた人物。
アジアの低迷を前に、ワールドカップで世界の強豪突破を目指しての取り組みに、挫折した感はあるが、その懊悩を豪州も抱えていることを如実に示したものだった。
ハリルジャパンも、縦の速攻で突破を図るサッカーをめざし、ポゼッションサッカーで一世を風靡した日本代表選手を外して、ひたすら若手起用で、通訳越しの大声パフォーマンスで苦境を乗り切ってきたが、何度やっても意味不明な選手起用が目立っている。
戦術以前の空気が濃厚で、混乱しながら、強くないところに勝てても、強豪にはまったく歯が立たないのを、自覚しているのかいないのか。
相当な暗雲が日本代表の行く手には見えている。
マスコミがまた、自社で書ける記者を持たず、Jリーグファンを喜ばせるには、どうすればいいかに詳しい、扱われる記事を入れるのに巧みな記者を優遇して、一貫しない調子で、攪乱記事の連続だ。
混乱のハリルについていく日本のサッカー協会は、従順なサッカーファンでよかったと思っているに違いない。
さて、マリノスの石垣島での一次キャンプは28日まで行われ、当日は石垣島マラソンがあり、通常はス
ターターにおねがいしたいところだが、残念ながらマリノス選手は、キャンプ最終日のために、やってもらえないこととなっている。
5年ぶりのjリーグのキャンプイン。昔は石垣島で毎年Jリーガーがキャンプインに来ていたことを知らない子ども達も多いはず。誰がそうしたわけでもないが、北京五輪、ロンドン五輪、リオ五輪と日本代表のサッカー選手が、石垣島キャンプをしてきているのに、石垣市は何をしているのか。本田も来た。大宜見も来た。宝の施設ではないか。
サッカーパークは革新市政の時代にできたが、これを誘致に取り組んでいたのは保守市政の半嶺當泰の時代。自然豊かな宮良にあるスポーツ施設で、練習に集中できる環境を整えれば、食堂も有り、グレイドの高いスポーツトレーニングが可能となる場に、進化できた場所ではないか。(隣にあったレイクサイドパークは朽ち果て、捨てられている)食堂も閉鎖の現実は、手のかからない、市民とも遠い、ただ使ってもらうだけの施設利用に転換しているように見える。
(流杉一行)