12月1日午前11時からANAコンチネンタルリゾート&ホテルのロビーでお菓子の家の完成式が行われた。宮良にある特別支援学校の生徒20人が、最後の仕上げとなる色とりどりの楽しいお菓子に仕上がったマジパンをお菓子の家に添える作業を実施。
生徒達はたのしい形のお菓子を選んで、お菓子の家の塀や屋根に乗せて、喜んでいた。
これは毎年同ホテルが制作しているお菓子でつくった家で、今年で10年目となる恒例のもの。
この日のお披露目からクリスマスまでの期間、来場者の目をたのしませてくれるもの。
なかでも子ども達にすれば、お菓子でできた家は憧れの空想の世界。
アンデルセン童話に出てくるヘクセンハウス。あるいは、最近流行のジンジャーで堅めに焼いたパンでつくるジンジャーブレッドハウスが有名だ。
同ホテルのロビーにはお菓子の家のプレートに「ジンジャーブレッドハウスとあり、英語と日本語で解説がされていた。
クッキー生地140キロ、マジパン140キロ、紛糖130キロ、シュー皮5000個、マカロン1000個と、使われた材料の多さが、このお菓子の家の規模を語っていた。
制作のチーフである赤嶺晴美ベーカーペストリーシェフは、「ペストリーの6人と、ベーカリー、和食、中華などからの支援で2週間かけてつくってきました。毎年のことですが日常の業務もあり、かつ結婚式も増える時期でもあり、協力して制作してきました。今回は内装もお菓子で実現し、畳もお菓子ですので、是非、見て楽しんでほしい」と述べていた。
10月末にデザインを決める仲、11月15日に土台ができて、すでに13日からクッキーを焼きはじめて2週間でできてきたという。
クリスマスのあとは、正月用の飾り付けに変身して展示され続けて、引き続き楽しめるとのこと。家の内部から外が望めて、同ホテルの海水浴場の海も見える趣向とのこと。
この日は、曇り空で青い海が見えなかったが、次なる晴れた日の訪問が来場者の楽しみになるのかも。
(流杉一行)