石垣市さとうきび組合が石垣島製糖へ要請

 11月7日午前11時から石垣市さとうきび組合(次呂久栄重組合長)が石垣島製糖株式会社(松林豊代表取締役)に7項目にわたる要請を実施。

 石垣島の基幹産業であるさとうきび生産の担い手の高齢化の進展にともない。収穫機械のハーベスターへの依存度が高まり、現状では8割に達し、なお高まろうとしている。

一方でハーベスターは台数不足、運用の効率の悪さ、悪天候での稼働率の低さなど、支障も見えている。そこで、①ハーベスターの使用料金の軽減、②集中脱葉施設使用料金の軽減、③中型ハーベスターの台数増、④ハーベスター運用の改善、⑤ハーベスターのオペレータの技術向上、⑥ハーベスターの補助員の確保、⑦ハーベスター稼働での点検整備強化の計7項目を要請した。

 これに対し松林豊代表取締役は、農家およびオペレータと話し合って、そこはできるところから改善していきたいと、取り組む姿勢を見せていた。

 今度行われるハーベスター引き渡し式で、その話をして、技術をどう高めるかについて話し合いたい。

 さとうきびを中心に、みなで分かち合って取り組んでいきたいと、述べていた。

 農家にハーベスターの補助員をさせるのは危険で無理という組合側は、農家のオペレータの仕事の質の違いを指摘。これならオペレータを選びたいという農家の声を代弁。

 松林氏は農家の人がオペレータに具体的にどうしてほしいという声を出してもらい、話し合うことが大切だと述べていた。

 オペレータから見れば、刈り取りをはじめると、農家が、あとはよろしくと、畑から去ってしまうのはいかがなものかという指摘もあり、オペレータまかせにしている農家にオペレータの仕事を見ていてもらうことも大切と述べていた。

(流杉一行)

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