10月29日午後2時から石垣市民会館大ホールで医療法人緑の会(大島常功理事長)と社会福祉法人綾羽福祉会による「感謝・ありがとう祭」が開催され、700人余りの来場者で会場は賑わった。
長年、納涼秋祭りを太陽の里で実施してきた両会が、今年は太陽の里開設23周年を記念して、両会の施設利用者および事業を理解する市民への感謝の気持ちを表すべく、うない劇団による時代人情劇「仲みざし」を公演。
また、八重山からの賛助出演「つちだきくお&KBG84」「あん美ら会」「ウイングキッズリーダーズ」もプログラムに盛り込まれて、見応えある舞台を展開。
会場は、迫力ある舞台や、美しい歌声、たのしい舞台に拍手で応えて、和やかなムードに満ちていた。入場者に高齢者が多いことも有り、介護施設関係者が多数会場内に居て、高齢者の入退席に配慮。来場者は安心して舞台を楽しんでいられた模様。
女性団員らだけの役者でなる沖縄版宝塚とも言われる劇団うないによる時代人情劇「仲持みざし」は、竹冨島を舞台にした創作劇で、仲の悪い2つの村を利用している悪い役人と、良い役人との確執を描いて、2つの村が仲良くなっていく物語を展開。
島ではなかなかみられない人情劇に、来場者は時を忘れて劇団員の見ごたえある劇に見入っていた。
今回、市民会館での舞台は初というKBG84(小浜ばあちゃん合唱団平均年齢84歳)の演目では、元気な高齢者のシンガポール公演などの活躍ぶりも紹介され、また歌声、カチャーシーと楽しい舞台も展開。99歳、94歳のおばあちゃんパワーを前に会場は大いに受けていた。
(流杉一行)