台風18号の暴風域 八重山に接近


 9月13日、石垣空港は全便欠航、石垣離島ターミナルでも全便欠航。漁港はしっかり漁船がつながれている。ガソリンスタンドなどは、午前で営業を休止。午前10時半頃に、暴風を匂わす第一波の強風と豪雨が市内を駆け抜ける。暴風域がくるとすれば、昼過ぎの見込み。久々の北風が強くなる北側を東から西へ抜けていく台風だ。この襲来で、車の避難場所は建物の北側においてはまともにやられる。ひっくり返るのだ。駐車スペースに考えなく置く、公官庁やホテル、有料駐車場では、台風でひっくり返った車が見られる。が、今回は大丈夫かも。

 今回の台風は、宮古の北を行く気配が強く、八重山は暴風域を免れるかも知れないが、台風は読めないのが原則。まず、建物の北に置いたなら諦めるしか無い。

 市内のホテルは満杯で、大型台風のあとは停電や節水、移動の困難など、観光するには最悪な状況になるため、分かっている人はすぐさま島を離れるのだが、最近は居残って、いっしょに辛い状況を味わい観光客がふえている模様。外国人が多いからなのか、島の観光になれていない人が多いことが分かる。

 観光客の増加は、島を知らない観光客の増加も意味しており、素早い判断もできず、取り残されて味わう不快な気分は、観光客増加率に合わせて増加していることだろう。

 島好きの観光客は、逆に台風が味わえて楽しかったとなるのだが、停電や節水、ホテル内のサービスの制限などからして、ホテル依存の観光客には楽しいわけがない。

 どうやら、宮古島の北をいくようで、石垣島間125キロなので、暴風圏が半径110キロとなれば暴風は届かない模様。宮古島が40m級の通常の台風の襲来といったところ。70mの瞬間最大風速があると、昨日から気象台などの情報に出ていたので、恐ろしかったが、来てみれば通常台風。しかも宮古にそれつつある。が、まだ油断できない。停電はないかもしれない。ただ、宮古の南を通れば、10キロ南で暴風圏をかすめる。この可能性があるかぎり、厳重な対応が必要だ。<正午12時40分の書き込み。>

(流杉一行)

この記事をシェアする