8月26日午前10時から石垣市新川にある「あやぱにボウル」で、第1回八重山毎日新聞杯小学生ボーリング大会が開催された。これは同ボーリング場が夏休み期間中に小学生に無料でプレイが出来るよう取り組んできて、この日はボーリングに理解ある同新聞社が会社の名を冠する大会を実施したもの。
140人を越す多くの小学生が参加しての大所帯の大会は、左右の溝にボウルが行かない「ガター阻止レーン」でプレイされ、一人2ゲームをして、その総合点が高い小学生3名に、金・銀・銅のメダルと賞状が授与される。低学年と高学年の2部で実施され、この日はエキジビジョンとして、メダリスト6人で八重山での最強のボーラーを決めるゲームも実施された。
この夏に同ボーリング場に通って、腕が上がった小学生や、来なかったが競技に参加して、点数が高く、びっくりしている子など、様々な子ども達が、応援する親の前で、熱戦を展開。
低学年の1位は、石垣小学校3年生の西原宏紀くんで、133点と98点を獲得。
2位は、新川小学校2年生の林孝太くんで、122点と92点。3位は八島小学校3年生の新里優莉ちゃんで、99点と102点。小学2年生には10点のハンデがつき、女子にも20点のハンデがついて、それぞれ、西原くん231点、林くん224点、新里さん221点となった。
高学年では1位は、新川小学校6年の宮里青大くんが139点と128点で、2位は八島小学校5年の大工京介くんが120点と124点、3位は新川小学校5年の安慶名カズトくんが131点と104点で、それぞれメダルを手にしていた。
あやぱにボウルでは「八重山からプロボウラーが出てほしく、そのためには小学生の頃からボーリングを経験し、ボーリング好きになってほしいと思い、この夏の小学生無料の取り組みを実施した」とのこと。八重山毎日新聞社の黒島安隆社長も、閉会式で「ボーリングは、ゲームを通じて家族とのたのしい時間を持てるもので、是非小学生は家に帰っておじいさんにボーリングをしたことを告げてほしい。昔、流行ったボーリング時代の話を聞かせてくれると思う。ボーリングは、家族でのコミュニケーションの場にもなるものと思っている」とボーリングの普及を後押ししていた。
なお、エキジビジョンでの八重山の小学生最強ボーラーは、高学年の1位と2位が同点となって一発勝負で決めることになった。最初に宮里くんが9ピン倒し、次に投げた大工くんが、なんとストライク。小学5年生が最強ボウラーの称号を得るという、劇的シーンで幕を閉じた。
加えて驚くことは、2枚目の写真で笑顔で表彰を受ける小学3年生の西里くん。低学年の部で優勝した彼もエキシビジョンに参加。高学年の二人を9フレーム目まではリードしており、あわや高学年を抜いて小学3年生が最強ボウラーになるかと、大注目されるも10フレームで追いつかれ、1点差で小学3年生の「小学生最強ボウラー誕生」は夢と消えた。西里くんの点数は115点。称号への執着は、まだこんなところだが、来年は期待したい。
(流杉一行)