すまむに(方言)を話す大会開催

 八重山のすまむに(方言)を話す大会が8月20日午後2時から石垣市健康福祉センター健診ホールで開催され、約150人の方言に関心持つ市民が集まった。

 この日の発表者は8組11名で、石垣言、平得方言、4か字方言に、竹富島方言、宮良方言と多彩。宜野湾市から挑戦した人やフィンランド在住で与那原町出身者ながら宮良方言に挑戦する人など、島に国際色も目立つ大会となっていた。

 昨年の大会で優勝した東大浜剛さんも賛助出演してすまむにを披露。今回の参加者には、東大浜さんが開く「すまむに広め隊」から出ている人もいて、方言をひろめる取り組みが民間レベルで楽しみながら始まっていることを印象づける大会となっていた。

 優勝者は「うやぬくいや かんぬくい」(親の教えは神様の教えと同じである)の演題で話した東宇里永清さん。これにより、県大会への出場権を東宇里さんは得たことになる。

動画の内容は、
「これより「親の教えは神の教え」という題で思うところを述べます。私は生まれも育ちも平得村・平得部落の出身でございます。それで平得村方言の丸出しで申し上げます。どうぞお聞きください。私の父と母は、大昔の「明治」の生まれでした。あの古く時代に生まれ育ってきた両親が、良く口にしたのは「読み書きそろばん」という言葉でした。もう少しわかりやすく言えば、「文字を読むことが出来、文字を書くことが出来、簡単な計算が出来れば、この世は大過なく渡り歩けるということでした。・・・・・」

(流杉一行)

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