今年の愛鳥週間の時期に、イシガキシジュウカラの巣から雛が巣立ちする可能性があり、愛鳥家を喜ばせている。イシガキシジュウカラは留鳥で、島では年中見られる野鳥だ。4月13日、石垣青少年の家ロビー入り口のシーサーの口の中にイシガキシジュウカラが巣材を運んでいるのを、佐野清貴さんが発見。人通りのある意外な場所に営巣しているのに驚きつつ観察を始めている。佐野さんによると抱卵しヒナの孵化まで14日間かかり、ヒナを育てるべく親鳥が餌を運ぶのが14日間。順調にいけば、5月11日の前後には巣立ちが見られそうだという。
誰ものぞき込めないシーサーの口の中で、しかも魔除けのシーサーをいじれば、罰当たりとなるのを知ってか・・・親のシジュウカラは上手に営巣場所を選んだことに。無敵の営巣ポイントと言えるかも。
5月11日は愛鳥週間内でもあり、獅子の怖い口から幼いヒナの巣立ちが見られれば、ちょっと見られない光景。今まだ、シジュウカラはまだ抱卵の最中で、ヒナになっておらず、これからが山場。静かに見守りたいところだ。
(流杉一行)