アーサ採り

 今季、アーサ採りが盛んにおこなわれている節が少ないのは、天候のせいかもしれない。大潮に入って、晴天が続かないため、この日もまばらなアーサ採りの人々の出足。
風があり、冷え込むほどではないが、寒さを感じる気候が続いている。

 石垣市白保では、まったく見られなかったが、大浜海岸から真栄里海岸方面では、約10名ほどが、干潮の海岸線をカゴや袋を持って正式名称ヒトエグサと呼ばれる海藻(方言でアオサあるいはアーサ)を採っていた。

 なお、この日は大干潮であれば、海浜を歩くだけで海の生物が採れるとあって、昼間の干潮の時期は見逃せない。まもなく旧暦の3月3日もやってくる。モズクなどの海藻類をねらえる時期もじわじわと近づいている。

(流杉一行)

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