宮良でカジマヤーのパレード 3人を祝福

 2月5日午前10時から石垣市宮良の宮良小学校前から宮良集落内をカジマヤーのパレードが行われた。

 カジマヤーの横断幕と宮良小学校のマーチングバンドを先頭に、97歳の西表トシ子さんが乗るスポーツカーが続き、85歳の男性陣、女性陣と華やかに飾られた2台の3輪車と関係者がパレードを実施。子供たちの演奏とパフォーマンスが集落内に響くと、地域の人々が沿道に繰り出して、声援をかけ、祝福の声を投げかけていた。


 (写真は久原エミさん宅前)
 宮良の97歳のカジマヤーを迎えた人は3人で、健康状態を考えてパレードにはでなかった久原エミさんと宮良はるさんへは、パレード側から2つの家を訪問し、宮良永秀宮良公民館長が祝福の言葉を述べるなどして、集落全体で長寿の二人の偉業を讃えていた。

(写真は宮良はるさん宅前)
 また西表トシさんの家の前に到着したパレードは、集まった近隣住民の歓迎を受けた。六調節でたくさんの人が西表トシ子さんを祝福し、踊るだけではなく、手を握るなどして長寿にあやかろうとする人に対し、トシ子さんは満面の笑顔でこたえていた。
 

 この後、宮良小学校体育館で卯年生年合同式典並びに祝賀会が午後2時から行われて、85歳14人、73歳50人、61歳35人、49歳29人、37歳22人、25歳26人、13歳16人が家族参集の下、盛大に祝福されていた。

 祝賀会では座開きを、宮良所縁の「赤馬節」で飾り、カジマヤー子孫による舞がおこなわれて、華やかに会場を盛りあがていた。

 (流杉一行)

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