7月16日午後6時から浜崎町のキングビル1階アッカハッカで、サステナブルアイランド石垣(伊藤あかね代表)による「まちづくり市民講座 ゆめみらい シリーズ第一回」が開催された。
このイベントは、20年後の石垣島が、社会も経済も環境も豊かで幸せな島であるようにと、多様な人が繋がるプラットフォームを目指して結成されたサステナブルアイランド石垣が、最初に実施するイベント。
今回は、サンゴやきれいな海、観光・漁業生産を守るために、水質保全に欠かせない下水道整備の現状を学んでみようと、サステナブルアイランド石垣のメンバー6名の他、4名の一般市民も参加して、市民講座が開かれた。
この日、講師には石垣市建設部水道課施設係の中山一人係長と同係の伊禮良峻技師が招かれ、「水の話と石垣市の下水道のお話」と題して講座が開かれた。
両氏は下水道の仕組みをビデオなどで紹介しながら、参加者からの質問に答える形で下水道の仕組みを紹介。参加者は日頃から疑問に感じていた生活排水やし尿の処理に関して、石垣市担当者に直に質問して、下水道の仕組みや石垣市の取り組みを聞き、実情を把握していた。
参加者した市民の一人、田中すみれさん(37)は「面白かったです。参加して一番よかったのは、処理されたし尿の残渣がたい肥として利用されている実態が聞けたことです。」
と、感想を述べていた。
代表の伊藤あかねさんは、「今回、はじめてのイベントだったので、大々的には宣伝せずに実施しました。次回は7月22日に午後1時からゴミ処理場のことについて学習する市民講座を予定しています。」と、継続して学習機会をつくることを述べていた。
石垣市にはどんな問題があり、市の今後の計画について学習し、島についてもっとよく知るために、一緒に学べるような場にしたいと、伊藤さんは述べていた。
(流杉一行)