陽性4人 寒さが来る前に飲酒機会迫り 

 11月8日午後4時半から、八重山合同庁舎2階大会堂で第59回八重山地域新型コロナウィルス感染症対策本部会議が開催された。

 この日は11月6日に23件に採取された検体の検査が実施され、3人の陽性が判明。20人が陰性と分かった。昨日7日の夜にも保険抗原検査で陽性が1人出ており、合わせて4人の陽性が出たことになる。

 7日夜間判明の陽性者は、60代男性で石垣市在住で無職。7日発熱し、咳などのために八重山病院を受診し、保険抗原検査で陽性と判明し、入院となっている。

 6日に採取された陽性の3人は、男2人に女性1人。一人目男性は50代石垣在住で、11月6日、咳などのために八重山病院受診してPCR検体を採取。11月8日に陽性が判明し、八重山病院へ入院している。

 二人目男性は60代石垣在住で職業は確認中。この男性の場合は陽性が確定した患者の濃厚接触者として11月6日にコロナ相談外来でPCR検体を採取し、11月8日に陽性が判明。八重山病院受診して入院している。

 女性は50代石垣在住で、この人も陽性が確定している患者の濃厚接触者として11月6日にコロナ相談外来でPCR検査を実施。11月8日に陽性が判明。女性は八重山病院で受診した後は、療養宿泊施設へ入所している。

 2人が濃厚接触者とされた確定患者は同一人物で、2人はその確定患者のいた店の利用客。行動履歴の調査はどうであったか。そこは、今まだ調査中。

 60代男性以外は、感染源がまだ不明確ながら見えており、この60代男性がどこで罹患したかは、調査中となっている。

  現在、八重山病院には入院は14人。かりゆし病院は6人。療養宿泊施設には一人が入所している。

 じわりじわりと危機迫る八重山。経済を動かす理由で、調整のために沖縄本島へ仕事で出向いても、やはり夜は夜。飲食も起こってくる。本島の親戚に会わない方がいいという配慮を見せつつ、ひとりでの外食は人目がないことから、はめも外れる。

]飲酒が入れば、外れ方も読めなくなる可能性は、否めない。若ければなおのこと。これに寒さが加われば、換気も頻度が下がる。乾燥しやすさは、喉の粘膜にウィルスは付着しやすくなる。

 沖縄は、2月が寒い。そこにじわりじわり向かっていく間、忘年会があり、クリスマスがあり、大晦日に正月があり、新年会がある。今はちょうど、忘年会をどうするか幹事が動く時期。どういう雲行きにあるか。

 少人数でやればいいという考えもある。果たして、この峠をどう乗り越えるか。

酔えば、思い出せない事態も生まれる飲酒機会。酒場も需要を維持するべく、感染対策の工夫がはじまるはず。


 
 (流杉一行)

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