沖縄県内で唯一のラッパ隊

石垣市消防団ラッパ隊をご存知でしょうか

今から20年前、石垣市消防団(当時の団長 三木巌氏)20名は京都府北部弥栄町を表敬訪問。
長田氏(現隊長)が懇親会で披露したラッパに感動された弥栄町(市町村合併で現在の京丹後市)の消防団より無償で5台のラッパを譲り受けた。

これをきっかけに、ラッパの普及に努めたもののラッパを吹くことは容易くなく隊員が増えない状況が続いたが、現在は6名の隊員がいる。

本日(2018年8月28日)
石垣市消防団ラッパ隊の3名が市内米原にある地域密着型通所介護デイサービスひだまり(管理者庄司聖)を訪れ講話と吹奏を行った。

左から団長の狩俣武市さん 何盛清助さん 又吉倫要さん


「吹きたい方~」の声かけに利用者の羽地さんは真っ先に応える♪

管理者の庄司 聖さんがラッパを持つと利用者の皆さんも終始笑顔

その後、ラッパとピアノとの合奏で「石垣市消防団行進曲」を利用者と共に皆で高らかに歌い楽しいひとときを過ごした。

「生命を守る防災講話」では
狩俣団長が身振り手振りで高齢者へも分かり易く大型紙芝居で説明すると、利用者の皆さんも熱心に火災の際に自身の身を守る方法を質疑応答で理解を深めた。

最後に利用者8名を代表して
羽地秀雄さん(91歳)は「昔、吹いていたラッパの音が懐かしい、吹くのは簡単ではない。今日は人命の事から火事からどう逃げるかを聞けて良かった。これからも益々こういった活動を続けてほしい」と話され

幸地カヅさん(89歳)は「初めてラッパを聞けて生きていて良かった。」「ありがとう!」と何度も繰り返し話していた姿が印象的でした。

狩俣団長は
「消防団は消火活動と捜索活動が主ですが、ラッパ隊との両立を目指すとともにラッパ吹奏の向上を常に目標としています。
市ラッパ隊は出初式やポンプ操法大会で披露しています。今後あちこちに出向き、更に隊員(現在6名)を増やし、消防団員の士気や市民の防火意識の高揚に貢献し地域に根付いたラッパ隊を目指したい」と抱負を述べた。

地域の安心・安全を最優先に考え、島人に寄り添いながら最前線で活動する皆さん!!これからも島を、島人を守ってください

 

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