6月20日午前10時から石垣市立図書館2階和室で、平成30年度乳幼児読み聞かせ会「だっこDEお話し会」を開催した。
この同図書館で2年前から月一度開催されている「だっこDEお話し会」は、0歳児向けの絵本を親子で親しむイベントで、将来、本好きな人に成長してほしいとの親の願いの下、実施されている。
この日集まった親子は3組で、図書館職員2人が自己紹介のあと、まず最初、親子にリラックスしてもらうために手遊びをして、幼児の関心を引き出してから、お話し会をスタートさせていた。
まだ1歳にもならない乳幼児が職員らの読み聞かせに反応するとは思えないのだが、実際、子供たちは、目を見張って職員らの声に反応。3組の親子でいっしょに話を聞くことで、相乗効果があるのか、活発になっているようにも見えていた。
生後5か月の鳥越鉄正ちゃんと参加した鳥越美遥希さん(37)は、「今回初めて参加しました。手遊びなど教われ、読み聞かせで楽しい時間を過ごせました。集まる他の親子といっしょなのがうれしいですね。何度か通って、子供の変化が見られたらいいと思います。また、参加したいです」と述べていた。
2年前に石垣市健康福祉センターで、乳幼児をもつ母親向けに乳幼児用の絵本を進呈す機会があり、その折、乳幼児用の絵本の読み聞かせがあればと、母親から声があがって、毎月実施するこの「だっこDEお話し会」がスタート。
0歳児前の子を持つ親が対象で、1歳を超えた時は、毎週土曜日の読み聞かせ会へ移行してもらうとのこと。本離れが進む児童生徒の昨今の世相に対し、本を読む習慣を子供たちに持ってもらえるように、図書館は創立の29年前から毎月土曜日の読み聞かせ会を実施しているとのこと。
(流杉一行)