夏を告げるイワサキクサゼミが鳴き始めた

 4月3日、10時頃、新川川の土手沿いの植栽されたフクギの葉にイワサキクサゼミがとまって鳴いているのが見られた。

 体長1・2センチから1・7センチの国内ではもっとも小さいセミで、八重山では早いものは3月下旬に現れ、7月まで見られる。

沖縄本島南部、久高島、先島諸島、台湾南部で見られる。「ジーーーーーー」と鳴く音を聞くと、暑い夏がすぐそこまで来ているのを実感する。

 今日は、よい日和で、石垣島では13時38分に、26・5度の最高気温を観測している。
 
 日差しが照ると、どこからともなく「ジーーーーー」と鳴り、陰れば音は消える。遠くでも微かに聞こえる「ジーーーーー」の音。うるずんの夏が確実に忍び寄っている。


 
 
 (流杉一行)

この記事をシェアする