12月21日午前10時から登野城公民館で石垣市やえやま幼稚園の園児45名が創作エイサーを活用した学校ワークショップを楽しんだ。
これは、沖縄県公益財団法人沖縄県文化振興会の支援で、創作芸団レキオスが実施するワークショップで、今帰仁村立兼次小学校で第1回目を実施して、今回が第2回目。
沖縄の芸能を体験することで郷土愛を育み、体を動かす楽しさや心地よさを味わうとともに、表現力を育てることをねらいとするもの。
公民館に集まった園児を前に、創作芸団レキオスの団員4人(玉里壮平団長、宮城直仁副団長、伊波史也副団長、比嘉翔也)が迫力満点な舞台を披露して、エイサーの魅力を子供たちに伝えていた。
御知行(うちじょう)、獅子舞、念仏者(にんぶちゃー)、エイサーメドレー、ドーヒャード、張水ぬクイチャーと、6曲を披露したあとは、今度は園児らにパーランクーを手渡し、いっしょに張水ぬクイチャーに挑戦。子供たちは、何度も踊りの振り付けを繰り返し、かけ声の出し方も教わって、エイサーの演舞を楽しんだ。
なお創作芸団レキオスは1998年に沖縄本島北部の今帰仁で結成され、地域の伝統的なエイサーや獅子舞をアレンジや創作で新たな舞台に展開。
県内外だけでなく海外でも公演を展開する演舞集団。
「レキオシス」は、大航海時代にポルトガル人が琉球人のことを「武器を持たず、平和を愛する人たち」と評価して呼んだ名前だという。
(流杉一行)