12月13日午後2時から石垣島北部唯一の警察施設、伊原間駐在所の開所式がおこなわれ、周辺公民館長および周辺住民が参集した。
冒頭、伊原間保育所のちびっ子たちによるお遊戯でセレモニーをスタート。まずは与那嶺一文署長と駐在署員による看板設置が行われた。
このあと挨拶に立った与那嶺一文八重山署長は、「建て替え中には地域の理解により伊原間公民館に立ち寄り所を無償で設置させてもらい、誠にありがとうございました。」と、礼を述べたあと、伊原間駐在所の周囲の変化に触れ、「サビチ洞、玉取展望台、平久保灯台と、観光施設に多くの観光客がきており、伊原間管轄での今年の事件事故は、刑法犯5件、交通事故犯72件、人身事故1件で、昨年は刑法犯はゼロ件、交通事故犯78件、人身事故は1件で、治安環境が変化している」と述べ、これを踏まえて「事件事故に対処するとともに伊原間駐在所は地域の安全センターとして、ますます強化していく必要がある」と述べていた。
そして「駐在員の上里氏には、気持ちを新たにして、なおいっそう地域に密着した警察活動を推進して、安心で安全な地域社会の実現を目指して、全力で取り組んで頂きたい」と、述べていた。
このあと公民館に立ち寄り所を無償で設けてくれた伊原間公民館長への感謝状が贈られた。
伊原間公民館長の前上里徹氏は、「伊原間では駐在員を地域の一員として受け入れ、親しみをもって現在に至っております。いつの頃からか、単身赴任ではなく家族とともに暮らすケースが続いて、伊原間公民館として大きな財産となりました」と述べ、地域活動にも尽力してくれる駐在員を喜んでいた。
このあと伊原間駐在所員の上里秀作氏が挨拶に立ち、1年8ヶ月の赴任の間も、観光客の増加傾向で業務も増加傾向だが、地域住民の協力も有り、連携しながらたのしく勤務することができていると述べ、「伊原間管内の事件事故の未然防止と住民の安全安心の確保に全力を尽くしたい」と抱負を語っていた。
(流杉一行)