倉庫など竣工で安全祈願祭 太洋リネンサプライ(株)

 6月27日午前10時から美ら花グループの太洋リネンサプライ(株)で北倉庫及び洗濯器増設並びに入れ替え工事竣工安全祈願祭がおこなわれた。

 これは、観光のクリーニング需要65%のシェアを誇る太洋リネンサプライ(株)が昨今の観光客の増加から、対応が間に合わない状況から洗濯機・乾燥機および、たたみ機および北倉庫を増設および入れ替えを実施。1.6倍の処理能力を備えたことで、一日3000人分の供給力から4000人分に飛躍して、今後の観光需要に対応可能となった。

 この日、参加者全員で合唱拝礼がおこなわれた後、桃林寺住職の小林昌道氏の読経がおこなわれ、安全祈願を実施。参加者は同社の施設を巡って、増設と入れ替えが行われた機械を見て回った。

 急増する観光客数に対し、島の宿泊施設が契約するクリーニング部門での事業所の対応能力が、適切に備わらなければならず、業種が裏方だけにこの対応能力は、見過ごされやすい。昨年の台風なきシーズンで、限界に近づいた同社は、今回2億円を投じて対応に踏み切り、この日を迎えたもの。今後、日本の観光は2020年東京オリンピックへ向け、外国人来訪の対応能力の向上の流れにある。全国でもその設備投資が着々と進められている。将来的に五輪を意識した取り組みの準備は避けられない観光業界にあって島もまたしかり。あと残すところ3年を切ってもいる。


(流杉一行)

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