5月15日午後2時から石垣市健康福祉センター集団健診ホールで、石垣市教育委員会が主催する今年度第1回目となる石垣市学びの基礎力育成支援事業推進協議会が開催された。
これは5年前から県の事業で取り組まれてきた保育・幼稚園・小学校の連携を図る取り組みで、昨年からは一括交付金の活用での取り組みとなり、連携体制の充実度をなお上げてきているもの。以前は、小学校の就学時に幼稚園生や保育園児が、集団での授業について行けないケースが増加した時があり、それへの取り組みは5年でクリアされつつある。今は、より高いレベルでの幼児教育の充実への取り組みが文科省から新要綱として出てくるため、その取り組み体制の構築も始まっている。
思考力の芽生え、自然との関わり生命への尊重、数量・図形・文字への関心・感覚、豊かな感性と表現、言葉による伝え合い、道徳性・規範意識の芽生え、協同性、自立心、健康な心と体、社会生活との関わり。これら10項目を目標にして、なかでも幼児期からの道徳性・規範意識の芽生えを促す取り組みは新たなものといえる模様。
この日、石垣市学びの基礎力育成支援事業推進協議会の要綱の説明があったほか、34名に同協議会委員の委嘱状が渡され、同協議会長に浦崎喬氏が選ばれた。
今年度は就学前保護者配布用冊子「小学校って何だろう」と、指導者配布用冊子「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」の2つの発刊資料の作成を取り組まれることが同協議会で発表されていた。
(流杉一行)