5月5日、6日、7日の三日間、大浜信泉記念館で手編みハンモック40年展が開催されている。展示しているのは、小川窓太さん。「ハンモックは旅行者の気紛れ15分くらいブランコ遊びする玩具ではなく、朝まで眠るまっとうな寝具として認めてもらいたい」というのが小川さんの望み。ハンモックが有名ホテルの庭の一角で「夢の冷める感想を伺えば」と、ハンモックの清潔さを維持するのに、洗って干して、再び設営がされない現実を知り、「手際よくほどける構造上の工夫と、洗ってのちベッドメークの範疇で(つまりわずかな時間で)再び編み戻せるノウハウがないから」と、手編み教室も9月に予定するという。
会場には、28のハンモックが吹き抜け2階の手すりにつるされて、壮観な光景を見せていた。
(流杉一行)