5月5日午前9時30分から石垣市総合体育館メインアリーナで「かみひこうき大会」がおこなわれた。八重山リクリエーションクラブが主催するこのイベントは、今年で30年目を迎え、なお多くの市民が集う人気のイベント。かつては新栄公園に親子が気軽に参加して、紙飛行機を制作し、夢中になって飛ばし、親子でいっしょに楽しむ姿が、毎回見られた。
最近は、体育館でのゴムで飛ばす競技用の紙飛行機を親子でつくり、その滞空時間を競う形に進化しており、親子で真剣に飛行機づくりに挑戦していた。
今回は、ペーパーグライダーと呼ばれる「スカイカブ スリー」という型紙とバルサ材でつくる小さな紙の飛行機を皆で製作。ひとつひとつ、宮良博之さんが説明する中、「スカイカブ スリー」が参加者の手の中で仕上がり、大喜びで体育館内でゴムをつかって飛ばしていた。
自分の手でものをつくる楽しさを知ってほしいとはじめたイベントは、30年経ってもの代わることなく、親子が夢中になって楽しむ時間をつくり、家族の思い出づくりに一役買っていた。
(流杉一行)