3月15日、石垣市議会一般質問で大石行英議員は、自衛隊問題で市民は賛成・反対の2つの選択を迫られて判断に困っているとして、第3の選択肢を提案。
大石議員は、新栄公園に展開する非戦に関する様々な碑に平和の鍵があるとして、平和を模索し続ける道を踏みだすことを提案した。自身の考えとして、石垣島発の道であり、石垣島の未来はどうあるべきか、平和友好を探求し続ける道を模索することで、賛成・反対に向かって島を二分するのでなく、平和を模索する一歩を歩む提案をした。
これに対し、中山市長は、自衛隊の候補地が発表された段階で何一つ自衛隊基地建設の詳細な計画内容はわからないままにある。そこで、自衛隊の賛成・反対で争うよりも、どういう基地が来るかを知った上で、賛成・反対がこちらから要望を出す中で見えてくる。と、第三の道に同調した。
石垣市の平和を希求する理念が、3つの平和宣言に集約されているとして、その原点に戻った模索をと、自衛隊の賛否に拘泥しない、平和友好の探求を優先していく姿勢を訴えていた。が、来年30周年となる世界平和の鐘のイベントを意義のあるものにしたいと市長に言わせるだけでは、弱いものを感じざるを得ない。更なる提案に期待が膨らむ。
(流杉一行)