3月8日、午後4時半から石垣市役所庁議室で大濱信泉氏の遺訓看板の設置と冊子配布の記者会見が行われた。これは、生誕125周年を平成28年に迎えた故大濱信泉氏の功績を讃え、かつ子供達に郷土の偉人として広く知ってもらおうと取り組んだもの。有名な遺訓の「人の価値は生まれた場所によって決まるものではない。いかに努力し自分を磨くかによって決まるものである」の看板を製作して、各小中学校に設置。また、大濱信泉氏のことが書かれた冊子を小中学校(小学4年生以上)約3600人に配布するというもの。
大濱信泉氏は元早稲田大学総長として知られており、現早稲田大学総長の鎌田薫氏から石垣島の小中学生へ向けたメッセージも冊子にあり、冊子を意義深いものにしている。
この事業は、八重山工業の東宇弘社長の寄付がきっかけて取り組まれており、郷土の偉人の顕彰への想いが実現した形となっている。
(流杉一行)