大浜で節願い(しつねがい)

 11月28日午後2時から大浜海岸カースンヤーで大浜伝統行事「節願い」が行われ、大浜公民館役員や神司など神行事関係者が集まり、村人の無病息災となりものの豊穣を祈願した。

 カースンヤーの祈願所で願いをかけた崎原御嶽、黒石御嶽、水御嶽・船着御嶽の神司と大底御嶽のカマンガーは、あがり節を歌ったあと、オーセ御嶽の海岸まで海岸沿いにヤマガシラとともに移動し、そこで船漕ぎ競漕を奉納。

 2隻の舟は、グンバイヒルガオの茎を巻いた各5人の漕ぎ手により競われ、ゆっくり旗まで漕いだ後、銅鑼が急テンポに打ち鳴らされて、競漕がはじまり、神司らも供物を持って漕ぎ手を迎えていた。
 
 競漕は三度おこなわれて、伝統行事は大いに盛り上がった。

(流杉一行)

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