創造する経営アイランドベンチャー未来テーブル

 11月26日午後2時から石垣市民会館中ホールで石垣みらいカレッジ公開講座「創造する経営アイランドベンチャー未来のテーブル」が開催された。

 今回の石垣みらいカレッジ公開講座は3人のプレゼンターによるプレゼンと、クロストークショーで、石垣島独自な事業、経営資源、未来の可能性について、展望するもの。

 ゲストプレゼンターには、ユーグレナで有名な株式会社ユーグレナ代表取締役社長の出雲充氏を迎え、「僕はミドリムシで世界を救うことにしました」をプレゼンテーションしてもらった。

 島からはピンクパイロンフライ代表の野村君代氏が「メモリアルな島々にするために」を、ティラアース代表取締役の平良静男氏は「石垣のみらいについて」をプレゼン。有意義なアピールがされ、島の可能性を掘り出していた。

 クロストークセッションでは、みらいカレッジプログラムリーダーの谷口正和氏がコーディネーターとなって、4人で向かい合い、トークを実施。

 出雲氏は、最近のAIの進化が飛躍的で翻訳においても能力がかなり高くなっており、囲碁の世界でもロボットは人の頭脳を凌駕しつつあるとも。AIの進化のスピードの速さを述べていた。

なお、ロボットは24時間休みなく働けることから、サウジアラビアではロボットに市民権を与えていることを指摘していた。

また新たな取り組みに挑戦する場合について、「スピードに関心を持っている。今は、情報など僻地であっても大都市でも情報の獲得には大差がない。要は、新しいことに挑戦するそのスピードが重要。」と述べていた。

 なお、セッション後に出雲氏へ記者から、会場に来場した人から農業に関する話がなかったことを残念がっていたことをいうと、氏は農業部門では世界で環境に関する関心が高く、環境にやさしい農法の農産物は求められているところで、そこでの可能性は高いと述べ、島の第一産業の世界に開かれた可能性を述べていた。

(流杉一行)

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