9月8日午後1時石垣市役所副市長室を訪ねた石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会のメンバー4人は、中山義隆石垣市長や市議会が正式な受け入れ表明をしていないにもかかわらず防衛省が来年度予算の概算要求に石垣島配備予算136億円を計上したのは許せない暴挙であるとして、石垣市役所に市長を訪ねたが、市長は出張中で、副市長が対応した。
同市民連絡会が実施する「島のどこにもミサイル基地はいらない。平得大俣の市有地をミサイル基地に提供しないことを求める」著名は、9月6日現在で1万1331人を数え、まだ増加中で、市民一人一人の意志を真摯に受け止め、配備受け入れを断念をするよう強く求めた。
これに対し漢那副市長は、市長に伝えると述べるにとどまった。
なお、集まっている最中の署名は、石垣市9月定例市議会5日目の9月14日の午後1時15分に石垣市長に手渡されることになっている。
この署名簿に関して、申し入れも行い、提出予定の署名の扱いを厳正にするよう、個人情報の漏洩がないよう求めていた。署名者の重複や物故者のありえない署名、架空の人物の署名はあってはならないこと。提出者の側の配慮も要請されるものでもある。一方、署名者が不利益を被ることがありえるとすれば、社会が個人の考えを圧殺する、民主主義への挑戦であり、個人の考えを尊重しない前近代社会そのものとなる。
このあと一行は、議会事務局にも足を運んだ。不在の議長の代わりに議会事務局長が対応した。
(流杉一行)