7月23日午後2時からバンナ公園北口管理棟の昆虫館に隣接する部屋で「自然観察の集いin石垣島 クワガタコンテストが開催された。これは、石垣市制70周年記念事業として取り組まれるもので、クワガタを飼育して卵を産ませ、その卵を大事に孵化させて飼育し、育ったクワガタのサイズを競うというもの。1年がかりの取り組みで、子ども達には壮大なコンテストとなる。この日、予め応募した41名の子ども達とその父兄が、この日の講師の山田守さんからクワガタの習性などの話をしてもらい、オスのクワガタを探すにはどこがいいか。卵を産ませる場所や孵化した幼虫がどんな土の中に入って暮らすか。また、パインを食べたあとの皮を捨てずに溜めて、活用することなどを学んでいた。
この日集まった子ども達は、昆虫好きが分かる真剣な目で山田さんの話に聞き入っていた。また、クワガタにはヒラタクワガタとノコギリクワガタがいて、ノコギリクワガタは採ってはいけない条例ができており、捕獲には注意が必要で、わからない場合は、昆虫館に持ってきてほしいと山田さんは述べていた。今後、3ヶ月に一度、クワガタの飼育についての相談会を昆虫館で開催する予定も公表していた。
最後に、飼育ケースが41人の子ども達に配られて、ほしい人にはメスのヒラタクワガタも配布されていた。
来年8月19日に飼育したヒラタクワガタのコンテストが開催され、各自が育てたクワガタが計測されて、もっとも大きなクワガタを飼育した人が賞を得ることになる。
(流杉一行)