チャンスをつかもうジョブトレ説明会

 6月12日午後2時から大浜信泉記念館会議室で若年者ジョブトレーニング事業の説明会がおこなわれた。「短期雇用から継続雇用を目指すプロジェクト」をテーマに若年者の失業率アップを目指すこの事業は、40才未満の求職者を対象に就職するためのスキルを学習する訓練生を募集して、自身に合った就職先を見つけて、継続雇用を手にしようといういうもの。座学1ヶ月と研修3ヶ月の計4ヶ月間訓練されるもので、座学研修中は1時間880円の訓練手当がつく。また八重山・宮古からは旅費と滞在費が助成される。

 この日は2名が参加して、ジョブトレーニングについて井上守若年者ジョブトレーニング事務局長が詳しく解説。自分の良いところを知って、それを生かす職業を探すには、自分一人で取り組むよりも、コーディネーターの客観的な見方が入ることで、見えてくる場合がある。座学では1分間のスピーチをすることでコミュニケーション力がつくほか、みっちりタイピング練習をしてのパソコン研修(ワード・エクセル・パワーポイント)があり、スキルは実践的。立ち居振る舞いからビジネスメールまで、ビジネスマナーも仕込まれることで、ハードながら内容の濃い訓練があるという。

 参加者は、「きびしそうだが、やってみたい」と気持ちは触手を伸ばす雰囲気。

 今年の1・2期生は4月と6月にスタートしており、次回の3期生は7月3日からはじまる。年間7期まで募集されるとのこと。

 平成23年からはじまっており、当初は失業率7%の時代。今は、3.8%に回復している。しかし何がやりたいかわからないと、アルバイトの仕事ばかりで過ごす若者は少なくなく、その適正をコーディネータとともに絞り込んで、しっかり就職につなげる。

 新たな時代に向けた自治体の取り組みの一つでもあり、若年者の経済基盤を固めることは、沖縄経済のこれからの発展基盤となるはず。

(流杉一行)

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