5月31日午後1時半から八重山合同庁舎玄関前で平成29年度建設リサイクル法一斉パトロール出発式が行われ、八重山土木事務所東浜安邦所長が挨拶に立ち、リサイクルが実施されている状況をパトロールする意義を述べていた。
この日のパトロールによる立ち入り検査箇所は3カ所。建設中の空港バイパスが轟川を越える新轟橋の橋梁整備工事の現場と、八島町に建設中の西玉得共同住宅新築工事現場、そして石垣島真栄里計画新築工事の現場。
バイパスの新轟橋の橋梁整備工事では、残念ながら廃材の処理を前日に行って検査はできず仕舞いだったが、ほかでのリサイクル法に適った処理をしているかを、細かに確認。実施状況を把握していた。
また、安全管理、衛生管理のチェックも実施。足場で外されているものはないか。省いて設置しているものはないかなど、危険な状況が生まれていないかを検査していた。工期が終わりを迎えるほどに、先に仕舞い作業に入りがちで、その折りに事故がおこることもある。安全優先に取り組む姿勢が示されていなければ、簡単に管理は緩む。規模が大がかりになればなるほど、基本の安全のための配慮が大事となるのが工事現場。建設リサイクル法の徹底こそ、緩みを生まない現場づくりが見え、安全や衛生管理に対する配慮につながるものともいえる。
(流杉一行)