青少年健全育成協議会総会

 5月29日午後1時半から石垣市健康福祉センターで平成30年度石垣市青少年健全育成協議会総会が石垣市健康福祉センター集団検診ホールで開催された。

 冒頭、石垣安志教育長が公務で出席できない石垣市長中山義隆氏の挨拶文を代読して、子ども達の健全育成に向けた取り組みの大切さを述べ、協力してくれる人々への感謝の念を表明していた。

 議事は、中山市長に代わって石垣教育長がおこない、報告の第1号2号として平成29年度の活動報告と監査報告および、議案1号から4号議案の事務局からの提示を受け、出席者は承認して総会は終了していた。

 同協議会は、夜間街頭指導を19回実施したほか、登下校時校区内巡回パトロールでは、青色パトカーで頻繁に実施して、子ども達の健全育成を図っている。

 夜間のパトロールや、不登校就学児童など学校に通えなくなっている子どもへの支援を感じさせる活動が目立っている青少年健全育成だが、問題を発生させない子ども達とって、島の環境がめまぐるしく変化する昨今、体や頭脳を様々に体験することで培われる時代を、刺激されずに発達する機会を失っている傾向があるのではないか。

健全育成は、問題をかかえる子ども達ばかりのことではないとも思えるのだが。
 
なお、この日の3時からは、平成30年度「青少年の深夜はいかい防止」「未成年者飲食防止」県民一斉行動並びに第68回「社会を明るくする運動」の石垣市推進委員会がおこなわれ、7月7日に石垣市民大会が開催されることを公表して、盛り上げていくことが確認されていた。

  島の宝である子ども達が、安価な観光客の流入から繁忙を強いられて、こどもの面倒が見れなくなるなる度合いが増えるとすれば、そのことが社会の暗い部分を増やしていくことにつながる。

健全育成に真剣に取り組む姿勢が無くて、観光産業の進展は持続可能とはなり得ないのではないか。
  
(流杉一行)

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