4月17日午前10時から石垣市文化会館にある石垣市文化協会で映画「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」の放映会の記者会見がおこなわれた。
5月20日の午後2時と午後6時の2回上映で市民会館中ホールで実施される。
入場料は1000円。石垣市文化協会(嵩本安意会長)と八重山台湾親善交流協会(伊波努会長)、八重山音楽協会(大浜勝彦会長)の3団体が主催しての開催。
戦争でニューカレドニアに残されたウチナンチューの子孫から親戚を探してほしいと頼まれた三木健さんが沖縄ニューカレドニア友好協会を立ち上げ、訪問団を組織して沖縄日系人会を中心に交流を重ねて「空白の移民史」を書き、そのドキュメント映画が2017年3月にできた。昨年7月に桜坂で上映。
今年、5月19日からは東京・東中野のポレポレ座でも上映予定。ニューカレドニアへの移民に石垣出身者はいないが、沖縄からの訪問団には八重山出身者が参加して、当地で芸能を披露するなどして、沖縄の文化の紹介に貢献。交流の輪を深めている。
天国に一番近い島として、一時ブームとなったニューカレドニアだが、この悲惨な歴史があることは、知られていなかった。
(流杉一行)