6月9日午前10時から石垣市役所庁議室で「災害時における仮設トイレの設置に関する協定」および「災害時におけるし尿処理収集運搬に関する協定」が結ばれた。
協定書を交わしたのは、トイレ設置では株式会社双葉建機、(有)岡崎建機、クリスタルベイ・トーケンの三社と屎尿運搬では、水質管理サービス(有)、浄環企画、(有)パラダイスアメニティー、八拳警備保障、サンケー浄化槽、(有)先島メンテナンス。
大浜武石垣市防災危機管理室長は「大規模災害時には、避難者数に比べて避難所のトイレの個数が不足することが予想されます。東日本大震災では、津波によって災害拠点施設やライフライン施設が破壊され、仮設トイレがすぐに避難所に届かず、被災から数日でトイレが排泄物の山になり、劣悪な衛生状態となりました。そのような不衛生な環境は被災者のストレスとなり被災し傷ついたこころをさらに重く負担となります。」と、収容避難所の衛生環境整備を目的に、民間企業に呼びかけて、トイレ設置と屎尿運搬に関する今回の2協定の締結となった。
なお、応急復旧活動などに要した費用については、請求に基づいて、市が負担することとなる。
(流杉一行)