平成29年度こども博物館教室第35期生開講式

 5月13日午前10時から石垣市立八重山博物館主催のこども博物館が開催され、石垣市内の各小学校の4年生48名の子ども達が開講式に出席。開式の言葉を下地傑館長から受け、激励の挨拶を石垣安志教育長から受けた後、博物館職員の紹介が行われた。受講生は自己紹介をしたあと、こども博物館教室の約束事を7つの心得として教わり、時間厳守、挨拶励行、講師の話を静かに聴くこと、忘れ物をしないこと、たよりとテキストはファイルにつづること、博物館内飲食禁止、学習後はまっすぐ帰宅の、計7つの約束をしていた。

 このあと、博物館内の広い館内を見学して、館長より2万年前の人骨現場となった新空港建設場所の説明からはじまる館内の展示品の話を聞いた。集まった子ども達は意識が高く、すぐにメモを取り始めて、この日の最後に感想文の提出があることを聞いてか、すでに自ら備えている子が多数いた。館長がメモをした方がいいと触れた頃には、ほとんどの子ども達がメモを自ら取っている状況で、館長も意外なまじめさにびっくりの様子。展示品への注目よりも、メモ書きに集中するのが優先というのも少し変だが、今時の子ども達のまじめさが出ていたのかも。

 第1回目のこども博物館教室は5月20日で講座は「自然観察」。氷河期から渡ってきて島に生息する珍しい蝶、アサヒナキマダラセセリを中心に、おもとに生息する昆虫を観察する。来年3月に修了式で修了証が授与される。

(流杉一行)

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