中小企業課題解決プロジェクト推進事業説明会

3月15日午後2時から沖縄県合同庁舎(旧八重山支庁)2階大会堂で中小企業課題解決プロジェクト推進事業説明会が開催された。

これは沖縄県から沖縄県産業振興公社へ委託された事業で、成長意欲のある県内の中小企業の課題解決や複数の企業による波及性の高い企業連携プロジェクトに対応するため用意された2つの事業の説明会で、40分間、資料をもとに説明された。このほか中小企業経営革新強化支援事業、万国津梁産業人材育成事業、沖縄国際物流ハブ活用推進事業、物流高度化推進事業の5つの事業を簡単に説明し質疑応答を実施。その後、さっそく個別の相談が面談形式ではじまり、参加者は自身の会社の実情に沿った問題解決策を、職員に相談していた。

あくまで各企業が抱える問題解決に、どのような事業を使って取り組めばよいかを打診。そこから将来、申請そして受理へこぎ着けるための相談会でも有り、プロジェクトマネージャー、専門コーディネーターに事前相談していく流れが、最初の入り口。

提案されたプロジェクトはブラッシュアップ指導を受け、プロジェクトが公募されるタイミングで申請となる。まだ日程は決まっていないものの、4月以降の話ではある。
認められたプロジェクトは、そこで費やされる経費が事業で補助してくれる。申請したプロジェクトが審査委員会で審議され採択に至るか不採択となるかが決定される。かくして、プロジェクトが実施され、実績報告の提出で、ようやく補助金交付になる。

企業の経営基盤を強化するねらいがあり、沖縄県予算案の成立および沖縄振興特別交付金の交付決定が前提となっており、これがあっての事業。中小企業にとって、成長が見込める産業であれば、どしどしこの事業を活用して、飛躍に努めたい。

(流杉一行)

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