2月19日に石垣島地方気象台がカンヒザクラの満開を告げた。サクラは葉を落として春を待つ。枝にはたくさんの芽ができて、やがて花をのぞかせてくる。冷え込んだ寒さから、一転して緩み出すと花が咲き始めるも、一輪、二輪とわずかづつだ。日々、花が咲くも咲けば花はやがて萎れて、地に落ちる。地に落ちる数を圧倒する開花の数が満開を示すこととなる。石垣島地方気象台の田場勝一さんに満開を告げるタイミングを尋ねた。
「サクラの芽の八割が咲いていれば満開と告げます。標本木があり。その様子を観察する」という。芽の数まではカウントしないという。八割の咲き頃は八分咲きとなる。満開ではないタイミングですねと尋ねると、これから満開を迎える直前に発信するのだとか。満開を迎えるとそのあと花は減る一方だから、ちょと前に出せば、気付いてサクラを見る人が満開を見逃さずに済むという。石垣島地方気象台のサクラの満開発表は八分咲きで出すことを覚えておこう。
(流杉一行)