令和5年八重山漁協の初セリ

 1月4日午前9時35分からはじまった初セリで、一番の魚アカジンミーバイに「5000」の声が上がり、ご祝儀相場に会場は盛り上がった。ご祝儀相場でキロ5000円の声は、一昨年もあがっており、2年ぶり。

 その後、水揚げされた魚の少なさもあり、通常の値に比べても1・5倍ほど高値が続いて、正月相場を感じさせる高い買値が次々と上がっていた。

 八重山漁協でゲンナーに1500円がつくのも、これまで見たことがない値段。ただ、沖縄本島では2000円つくこともあると、八重山での値の低さを語る漁協関係者の声もあった。

「今年は景気よくなってほしいという想いから」と、「5000」のご祝儀相場を打った崎原さしみ店。

 コロナも次第に馴れて、居酒屋もオープンし、イベントも動き出している。その勢いづくりに一役かいたい想いは、これまでの3年を思えばだれもが共感できるところ。

 長いコロナのトンネルを抜け切るのか、否か。まだ暗中模索の中にあるものの、各人のウイズコロナの工夫次第で、道が開ける状況と見るのが妥当な状況。となれば、いろんな試みが生まれていい2023年かも。

(流杉一行)

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