パイン利活用製品の試食と交流

 1月9日午後3時半から石垣市商工会館で、石垣パインフェア2018キックオフと題し、今月1月22日から2月4日まで石垣パインフェアを開催するに当たり、参加事業者の製品試食と交流会がおこなわれた。

 石垣島で商工会が運営するパイン工場が昨年始動。出荷するパインフィレを宣伝するねらいで、パイン加工品の活性を導くべく、石垣パインフェアを計画。地産地消コーディネート機能強化事業として、「石垣パイン」の認知を高め、消費拡大を図るために、地域の飲食店との連携をめざしてパインフェア開催の運びとなっている。

 この日は参加の飲食店となる7事業所の内、4事業所が試食サンプルを提供。3事業所の代表が出席して、交流会がおこなわれた。

 ハワイアングロットと旬家ばんちゃん、パスタ家ミーレ、ドリームス沖縄の4事業所のサンプルが並ぶ中、パスタ家ミーレを除く3事業所が交流して、意見を出し合っていた。

 石垣パインとジンジャーのジャム、長命草とパインのシャーベット、石垣パインドレッシング、石垣パインのスムージーといったメニューが紹介され、試食された中、交流会が始まり、感想が述べられていた。

 長命草とパインのシャーベットがおいしいと評判で、長命草の苦みがパインの甘さと酸味で生かされ、独特な風味を出していた。

 石垣パインとジンジャーのジャムが、個性的な味でジンジャー好きな人には見逃せないものになっていた。

 加藤代表から、工夫の点と今後の展開についても話されていた。石垣パインのスムージーは、パイン感をもう少しだしてほしいと、要望が出ていた。

 交流会には、県の地産地消コーディネータ機能強化事業の事務局を担う増田千尋プランナーと、アドバイザーとして東京中央区の農林水産省6次産業化プランナーの吉岡隆幸氏(合同会社SOZO代表)およびその職員が参加して、メニューの評価やアドバイスをしていた。

 パインの酵素にはデドックス効果もあり、アスリートにはアピールする部分があるのではないか。期間中は石垣島マラソンもあり、そこでのアピールは期待できるという声が出ていた。

 同商工会が販売するパインのピュレをつかう店舗メニューが増えるには、その実際を多くの人に知ってもらうのがよい。

 今回、これらの7つのメニューは、各店舗で石垣パインフェア期間中(1月22日から2月4日)に、展開する予定で、石垣パインフェアのビラを配って、同商工会は販促を実施する。

 主にホテルへの配布となり、観光客へのアピールが中心で、地元市民にも知ってほしいと、担当の仲村圭一郎石垣市商工会経営指導員は述べていた。

(流杉一行)

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