八重山農林高校郷土芸能部が大川で壮行公演

 7月17日午後2時から石垣市内大川公民館で八重山農林高校郷土芸能部が壮行公演を実施した。宮城県で実施される第41回全国高等学校総合文化祭(みやぎ総文2017)への出場を記念して市内五カ所で壮行公演を実施する同校郷土芸能部は、6月24日の川平公民館をスタートに実施して、今回の大川公民館が最終となる。

 会場には230人を越える来場者が詰めかけ、同校郷土芸能部の公演を楽しんだ。例年、同校の郷土芸能部が四ヵ字の豊年祭で華麗な奉納を見せているだけに、今回は同大会の開催が8月2日から4日で、5日の四ヵ字豊年祭参加が微妙なところ。これが見られないとなると、やはり詰めかける人の拍手にも力が入る。

 この日、座開きで赤馬節と鶴亀節が披露され、見事な高那節も舞われたほか、サマーヨーの舞台のあと、第2部となり東日本大震災の今が顧問の張本直子教諭から報告があった後、全国大会参加演目の「来夏世ぬ願い」が披露された。

 踊り手14人で展開する見事な舞を来場者は、堪能していた。
なお、一部では「資源と成す」と題する意見発表がおこなわれて、沖縄県学校農業クラブ連盟大会意見発表の部の最優秀賞受賞の嶺井泰志君が壇上で、八重山におけるイノシシ被害から着想して将来性ある意見を披露していた。

 今夏の高校野球沖縄地区大会でベスト4入りする快挙もあり、八重山農林高校生の活躍ぶりが大いに目立つ夏となっている。

(流杉一行)

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