6月6日午前9時からJAおきなわ八重山支店ライスセンターで米の品質検査が行われた。
農産物検査員の大嵩丈夢(33)さんによるとこの日の検査は2件の農家分で、5315キロ。石垣島全体の米の生産高は玄米で730トンで、西表島では200トンを予定。
検査員が3名揃うと早速検査がスタート。大嵩農産物検査員が米袋から米を抜き取り、丸い入れ物に出して並べた。他の農産物検査員らも検査済みのシールを貼ったり、抜き取った米を皿に載せて机に並べるなどしていた。そして、3人の検査員が米を直に観察。粒の整い具合を観察して7割が整っておれば「一等米」となるとのこと。農産物検査員がしばらく見て言葉を交わしたあと、大嵩農産物検査員が検査票に「一等」と記入。
この日の最初の検査は一等と出て、幸先の良い検査日となった
検査を終えて大嵩検査員は「早植えの初期成育が遅れて心配していたのですが、最初の検査で一等が出て、検査員としてホッとしています。これから刈り取りが本格化します。事故のないように取り組んでいきたい」と述べていた。
(流杉一行)