6月5日から9日まで石垣市健康福祉センターの展示ホールで、歯と口の健康週間のイベントのひとつ「無料歯科相談会」が始まっており、同センターの玄関入って左手のスペースに椅子と机を用意して、一般市民向けの相談を受け付けていた。
この日の相談に対応したのはすながわ歯科院長の砂川明穂歯科医師(41)で、相談に現れた人へ丁寧にアドバイスをしていた。かみ合わせについての相談や入れ歯を入れたことがない人の相談が、多かった模様。入れた方がいいかといった声には、入れ歯のメリットとデメリットを話して、馴れることが大事なことと、使うときと外す時を使い分けする方法を話すなどして、不安への解消をしていた。
この日は八重山地区歯科医師会の砂川和徳会長も駆けつけて、相談に対応していた。
砂川会長によれば、子どもの虫歯をなくそうという取り組みからはじまり、歯の歯垢をなくそうという方向に進み、今は、歯だけではなく、口の状態も健康にする方向に展開。特に、高齢者化する社会にあって、健康な食事が高齢者に可能となるように、かみ合わせにも配慮した、方向に広がっているもいる。入れ歯が合わないこときっかけで、けつまずきなどで骨折をし、寝たきりになるケースがよく見られることから、本人に合う入れ歯になっているかのチェックも大切になっているとのこと。この流れは3・4年前から起こっているという。相談は昼の12時30分から13時30分までおこなわれていた。9日まで実施される予定。
(流杉一行)